HX108 7石スーパラジオキット

中国製の7石スーパーラジオキットです。
7石と言いながら一石は検波ダイオード代わりに使われているので実質6石ですが

マニュアル

組み立て

マニュアルを見ながら組み立てていけば1時間ほどで完成です。

9013Hと9018Hが1つずつ壊れていたので組み立て前にチェックする事をお勧めします。
B6入力トランスは緑色でB7出力トランスは赤色です。どちらもコイルに巻かれたテープ色で判断します。
パターン上に5箇所電流値を測るポイントがあるので忘れずハンダを盛りましょう。し忘れると動作しません。
スピーカーが貧弱で音質が悪いので交換するのをオススメします。インピーダンスは8Ωです。

調整

簡易的な調整方法です。
コアとトリマは鉄製のドライバーでは無くセラミックやプラスチック製のが望ましいです。
ない場合は少し回して離すを繰り返すか割り箸を削って使ったらOKです。

ステップ1  IFTの調整

ボリュームを最大にし出来るだけ弱い放送かノイズを受信する。
の順で音が一番大きくなる所まで慎重に各コアを回す。
それを何度か繰り返す。

ステップ2 局発の調整

今回は例として666kHzを受信するとします。

デジタルラジオの周波数を
666kHz +465kHz
(受信周波数+中間周波数)
に合わせ、HX108の近くに置きます。

HX108の周波数目盛りを666kHzの位置に合わせます。
赤色のコアを慎重に回し、デジタルラジオから「ピュン!」とビート音が聞こえ、音が1番小さくなる所で止めます。

ステップ3 トラッキング調整

600kHzから1000kHzあたりの放送を受信します。
バーアンテナのコイルの位置を動かして音が1番大きくなる所で固定します。

次に、1200kHz以上の放送を受信します。
バリコン裏の発振側トリマ(回した時に放送が逃げていく方)を正しい目盛りの位置で放送が受信できるように回します。
アンテナ側トリマ(音量が変わる方)を音が1番大きくなるように
回します。